2016年1月18日

富士山中腹の溶岩洞でケイビング。

火山である富士山(ふじさん・3775.6m)の中腹には、噴火のときの溶岩流出により生成されれた洞窟(溶岩洞)が点々と存在します。
その数は、120にも及ぶとのこと。

それらのいくつかは、富岳風穴鳴沢氷穴のように整備がされて、観光として入洞できるようになっています。
また他にも手付かずのままにあって、ケイビング(洞窟探検)の対象とされているものも存在します。
(さまざまな理由で立ち入り禁止となっているものもあります)

私もかつては、ケイビングにかなり力を注いだことがあり(当時はクライミング以上だったかも!)、今でも洞窟にはとても魅力を感じています。
それでも時間がとれずになかなか足が向かなかったのですが、今回ちょっと機会があって、富士山中腹の溶岩洞で久し振りにケイビングをすることができました。

洞窟の近くまで車で移動し、ヘルメット、ヘッドランプ、つなぎ服、防水手袋、長靴のフル装備を身につけて、溶岩洞に入洞です。

富士山の洞窟は、冬は気温が下がることから、ツララが発達します。
まだ伸びかけの真新しいツララであり、透きとおっていてとってもきれいでした。

ツララからはポタポタと水滴が滴り落ちていました。

水滴の下には、このような感じでニョキニョキ伸び上がる氷がありました。

ニョキニョキ伸び上がる氷が大きくなると、氷筍と呼ばれるようになります。

この先、季節がもっと進むと、ツララも氷筍も長くなってつながり、氷柱となるのだそうです。

これは洞窟の内側の様子。
いかにも溶岩を思わせるような、ウネウネとした岩肌でした。

さて、ケイビングの様子です。
このように、岩の上を普通に登り降りするだけでなく…

床の一面が、氷に覆われる箇所も。

その氷に這いつくばって、狭い枝穴に入り込む場面もありました。

さらに四つん這いで進む区間や…

縦穴に頭から突っ込んで、吸い込まれるように中に入り込む箇所も!

いちばん苦しかったのは、上下とも小さな岩の突起がある狭い場所。
ただでさえ狭くて身動きがとれにくいのに、つなぎ服が岩に引っ掛かって、なかなか進むことができませんでした。。。

それでも、全身を使って上下左右の複雑な穴を、次々と潜り抜けていくことがケイビングの魅力です!
苦しい場面もあったけれど、とっても楽しい時間を過ごしました。

ちなみに今回は、ホールアース自然学校という団体のプログラムに参加しました。
富士山の溶岩洞のガイドには定評のある、団体です。
今回のようなケイビングに興味のある方は、以下のリンク先から連絡をとって、プログラムに参加してみると良いでしょう。

ホールアース自然学校


▼関連エントリー(fc2版の旧『山と兎』の記事です)

宇山洞再訪。 (2012年6月5日)
出雲北海岸の海食洞・猪目洞窟。 (2011年2月26日)
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牛追い小屋の穴。 (2008年12月14日)
岡山県新見市の満奇洞に行ってきました。 (2007年1月26日)

▼参考書籍(Amazonへのリンク)

ケイビング―入門とガイド (YAMAKEIアドバンスド・ガイド)

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