2016年1月4日

2015年に登ったふるさと富士。

雑誌『山と溪谷』の、現在店頭に並んでいる2016年1月号の第2特集は、「年の始めはミニ富士山へ「ふるさと富士」に登ろう」というものです。
読んでいたら、それらふるさと富士のことが、あれこれ気になってきました。

日本最高峰である富士山(ふじさん・3775.6m)は、やはり特別な存在で、昔から多くの人々の信仰や憧憬の対象だったのでしょう。
しかし登るには相応の労力がかかるし、そもそも遠隔地では、姿を見ることもできません。
そこで全国各地の、富士山を思わせるような姿をした山に、●●富士と名付けるということは少なくなかったようです。
そういったご当地富士(ふるさと富士)のほとんどは、登山の対象にもなっており、私もしばしば足を運びます。
いったい去年は、いくつ登ったのだろう…と思って数えてみたら、4つでした。。
思ったよりもずいぶん少ないのですが、それぞれの富士山の感想をまとめてみました。

1.筑波富士

関東の登山者には極めて人気の高い、筑波山(つくばさん・877m)の別名が筑波富士とのこと。
2015年の6月9日に登りました。
実は私は、筑波山に登るのはこれが初めて!
天気は今ひとつだったのですが、母の胎内めぐりとかの奇岩がたくさんで、思っていたよりもずっと楽しい山だと感じました。

2.伯耆富士/出雲富士

いっぽう中国地方の登山者に人気の高い大山(だいせん・1729m)も、鳥取県西部では伯耆富士、島根県東部では出雲富士と呼ばれて親しまれています。
最高地点は剣ヶ峰(けんがみね・1729m)ですが、登ったのは弥山(みせん・1709.4m)のほうで、11月13日でした。
かつて山陰に住まいを構えていた頃には、3日連続で登ったことが何度もあったのですが、この時は久しぶり。
ちなみに鳥取県では、
「大山は鳥取県の山なので伯耆富士と呼ぶのが正しい、出雲富士と呼ぶのはおかしい!」
と主張する人が多数です。
出雲という言葉にも趣は感じられますが、わたしも何となく、伯耆富士のほうがしっくりくるように思います。

3.石見富士

やはり中国地方の人気の山・三瓶山(さんべさん・1125.9m)の愛称が、石見富士。
「石見」とは、「いわみ」と読みます。
名前から想像できる通り、すぐ近くには世界遺産の石見銀山もある、島根県石見地方の名山です。
登ったのは11月12日で、大山の前日。
1年ぶりに山陰に出向いたときに、登ったものです。

4.タコマ富士

最後の富士山は、アメリカ合衆国・ワシントン州のふる里富士、レーニア山(Mount Rainier・4392m)です。
この山の一帯は、ネイティブ・アメリカンが「タコマ」(水の源)と呼ぶ土地だそうで、現地に移住した日系人の皆さんが日本の富士山を偲んで、この山をタコマ富士と呼んだのだそうです。
やはりとても人気が高く、海外のふるさと富士を紹介する場合でも、まず1番にとり上げられることが多い山です。
ただし氷河が発達することで登山はちょっと難しく、我々もクレバスやセラックにドキドキしながら登下降しました。
登ったのは、8月11日でした。

5.富士山

ついでに富士山の写真も。
去年は富士山に行く用事は多く、5月3日、6月7日、8月1日、9月28日と4回山頂に立っています。
よく、
「富士山は見る山であって、登る山ではない」
と言われますが、私は決してそうは思わず、富士山に登るのは大好きです。
国内最高となる高さを体験できますし、草木の生えない大斜面から見下ろす周囲の景色は格別なものです。
そしてたぶん、私以外でもそう感じる方は多いのでしょう。
その証拠、という訳でもないのですが、去年富士山にご案内したお客様から、今年ももう一度富士山に、との個人ガイドの依頼をすでに2件もいただいています。
他の山にはない、独特な雰囲気は格別で、ちょっとハマってしまうような感覚は確かにあると思うのです。
いちどご一緒した方と、こんどはどんな登山ができるのかと、今から楽しみです。

今年は他にもあちこち巡り歩いて、ふるさと富士のレパートリーも増やしていければとも考えています!

▼参考書籍



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