2015年11月27日

2015年11月23日 妙義山塊・山急山。

勤労感謝の日にはプライベートで、群馬県・妙義山塊の北西の外れにある、山急山(さんきゅうさん・991.9m)に行ってきました。

山急山のコースは整備されたものではなく、地元の人がつけた踏跡を拾って山頂を目指すことになります。
しかし全般にとても急峻な山であり、上部ではこのように岩場が断続。
敬愛する低山専門の山歩きライターである打田鍈一さんは、著書『薮岩魂』では、提唱するハイグレード・ハイキングの中でも上級編に、この山を分類していました。

登山口に掲げられた、山急山の概念図。
我々は時計回りに左の道から山頂を目指し、東に隣接する五輪岩にも立って、その後は真ん中の道を下って登山口に戻りました。

登山口から暗い手入れのされていない人工林を進み、やや右手に進路を変えて二俣へ。
そこからは中央の尾根をわずかに登り、五輪岩への道を見送って、左手の沢筋を横断する踏跡に向かいました。
露岩の要所要所には、コースを示すこのようなペンキ印もありました。

沢を渡った後は斜面を左上するように進み、尾根の上へ抜け出ました。
そこで方向転換し、しばらくは尾根を真っ直ぐ登り詰めます。
すると傾斜の緩んだ地点に、このような山の神を祀る石碑が立っていました。

やがて尾根上に突き出た岩を左から巻くように進み、右下に五輪岩を望む地点から少し進むと、最初の岩場となります。
その先で下って、左からの尾根と合流して右手に進むと、いよいよ頂上直下の岩場となります。
あまり右に行き過ぎないよう、連続する岩場をジグザグに登って、最後はバンドを左へトラバース。

やがて細長いピークに出て、そこからさらに進んだピークが、山急山の頂上でした。
三等三角点が設置されていました。

山頂から少し東に移動したところからは、裏妙義の山並みを一望することができました。
この写真の中央やや左のピークの先端に、裏妙義のシンボルとされる丁須ノ頭(ちょうずのかしら)がちょこんと立っています。
拡大したらその丁須ノ頭の上に人が立っているのが写っており、びっくりしました!

五輪岩方面の道は非常に急峻で、頂上からはまず木の根を伝って北側に下ります。
その先で右手の狭いルンゼにつけられたトラロープを伝い、慎重に下って岩壁に囲まれた南側の斜面に降り立ちます。
頂上方向を背にして左の岩壁沿いに進むと、やがて道は尾根に上がり、それをたどると五輪岩に向かいます。

五輪岩の上から見た、山急山。
なかなか険しい山容です!

下山は少し引き返し、南側の斜面に付けられたピンク色のテープをたどってどんどん下ります。
途中で左のとても急な斜面と、右手の一本岩との二手にテープが分かれましたが、我々は右へ。
一本岩を東から巻くような感じで下りましたが、非常に滑りやすく、ここが最も神経を使う区間でした。

しばらく歩くと見覚えのある、二俣の上の分岐に到着。
あとは往路をそのまま引き返しました。

▼参考書籍


この3点に、山急山の記述があります。
藪岩魂』は山行記録、『山と溪谷』2010年11月号は簡単なコース紹介。
いっぽう『山と高原地図 21 西上州』には詳細な地図が載っています。
まとめたのはいずれも、打田鍈一さんです!

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