2015年4月26日

皆野アルプスコースから登った破風山。

お客様をご案内して、秩父の奥の破風山(はっぷさん・626.5m)に行ってきました。
秩父の奥とは言っても、いわゆる奥秩父の山々ほど奥というわけでもなくて、都心部から見ると秩父盆地の向こう側に位置している、標高の低い里山です。

大渕登山口の案内板。

破風山の登山口はいくつかあるのですが、今回は秩父鉄道皆野駅から徒歩約20分の大渕登山口を選びました。
ここから破風山に登って、如金峰コースから下山する登山道の組み合わせは、地元・皆野町によって、皆野アルプスとして設定されているコースであり、それをたどってみようという考えでした。

コースの詳細は、以下の皆野町観光協会の破風山ハイキングのページに記されています。
地図もダウンロード可能なので、破風山を登ってみようという方は、参考にすると良いでしょう。

破風山ハイキング | 皆野町観光協会


大渕登山口からの、前原尾根コースは出だしは急登ではあるものの、歩きやすい尾根道です。
途中にある前原岩稜もこんな感じで、特に難しいことはないでしょう。
この先、三角点に似た2級基準点の先で2mほどの岩の段差を乗っ越す部分もありますが、よく見ると手掛かり足掛かりはたくさんあります。
慎重に行けば、問題なく通過できるでしょう。

これは男体拝という露岩のテラスから見た、宝登山(ほどさん・497.1m、中央やや左のなだらかなピーク)。
新緑の色合いがとってもきれいでした!

また足元を見ると、あちこちに春のお花も咲いていました。
左はヒトリシズカ、右はフデリンドウです。

男体拝の先で風戸集落からの道と合流すると、間もなく右頭上に大きな露岩が見えてきます。
猿岩という、サルの横顔に似ていると言われる岩なのですが、新緑の葉っぱに隠されて、岩の形は良く見えませんでした。

その猿岩は、登ることが可能です。
右のバンドを10mほどたどって、木の生えるテラスに出たら4~5mほどスラブ上のフェースを直上すれば、上に立つことができます。
グレードは II 級程度で難しくはありませんが、慎重を期してお客様はロープでビレイして登っていただきました。

猿岩からは、それほど急でもない道をたどってあずまやの前を過ぎると、破風山の頂上に到着です。

頂上からは秩父盆地を挟んで武甲山(ぶこうさん・1304m)が望めるのですが、春がすみのためぼんやりとしか見えませんでした。
いっぽう、山頂部のヤマツツジは満開。
あちこちで鮮やかな朱色の花を楽しむことができました。

下山路は如金峰コース。
如金峰(にょっきんぼう)とは何のことか?と思うのですが、この岩峰をそう呼んでいるのでした。
金精大明神という神様とされているもので、この岩峰を男根に見立てて、祀っているのだそうです。

如金峰コースにも岩場は点在。
特にこの鞍掛山(くらかけやま・629.2m)周辺は、高度感のある部分が続きます。
最も難しいのは大前山(おおまえやま・563m)の下りであり、設置されている鎖も使って慎重に下りました。

その先の天狗山(てんぐやま)は、バス時間の都合もあって割愛し、大前下降点から大前集落へ。
大前集落でいったん舗装路に出て、さらに暗い人工林の中をたどって県道284号へ下山。
左に向かうとお手洗いもある秩父華厳バス停です。
16時1分が最終バスなのですが、無事にそれには間に合って乗車。
秩父鉄道の皆野駅へと戻りました。

<参考コースタイム>

皆野駅(09:24)―大渕登山口(09:46)―大前山(10:43)―男体拝(12:00~12:30)―風戸分岐(12:36)―猿岩(12:56~13:30)―破風山(13:50)―如金峰(14:25)―大前集落(15:13)―秩父華厳バス停(15:45)

▼参考書籍


定番のガイドブック、登山地図のほか、雑誌『山と渓谷』2011年2月号にも、この破風山のコースガイドが掲載されています。

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