2015年4月9日

春の雪に苦しみつつ登った熊倉山聖尾根。

ここのところ、原稿書きの仕事が相次いでおり、プライベートでの大きな山に行けていません。
しかし雪が残るうちに、せめて1つでも…と思って、4月7日~9日の日程を何とか空けたのですが、菜種梅雨の前線が停滞しての悪天候が予想されたため、それも中止としました。。

ただしせっかく空けた日程で、どこも登らないというのは少々寂しいので、予報では最も天気の良いであろう9日に、一度行ってみたかった奥武蔵のヤブ岩尾根を目指すことにしました。
目指した尾根は、奥武蔵の西、ほとんど奥秩父に近い地点に立つ熊倉山(くまくらやま・1426.5m)の聖尾根。
山頂から北西に延びる、登山道のないハイグレードハイキングコースです。

これは聖尾根上の1165m小ピークを越えて、いよいよ岩場が始まったところ。
結局、予報とは異なってこの日も小雪が降り続く空模様。
前日の降雪と合わせて、5cmは越える積雪がありました。

スタートは秩父鉄道の三峰口から。
秩父鉄道というと、面倒なイメージもあるかもしれませんが、1時間に1本は電車が通るのでそんなに不便でもありません。
駅の向こう側には、古い電車の車両が置いてあったりして、雰囲気の良い駅でした。

聖尾根は登山道整備されていないため、取り付きが不明瞭なのが第一の難関。
神明社という神社の東側から、南に突き上げる沢沿いの小道をたどるのですが、上部で間違えて別の尾根に上がってしまいました。。
普通の状態であれば、踏み跡を拾えるのでしょうが、今回は薄っすら積もる新雪で踏み跡を見失ってしまったのです。
尾根に上がったところでやっと間違いに気づき、小ピークを越えて正しい尾根に戻りました。
その後も進路判断の難しい、小ピークからの尾根の分岐が現れて、地形図とコンパスを付け合わせてルートを考えました。

聖尾根の下半部は、だいたいこんな感じ。
踏み跡は雪で隠され、目印の赤テープにも雪がついて解らないものも多いので、頼りになるのはやはり地形図とコンパスです。

聖尾根は露岩も多く現れます。
この大きな露岩は、右から巻き上がりました。

これはお昼ご飯。
少し前に発売になった、カップヌードルライトプラス ラタトゥイユとカップヌードルライトプラス バーニャカウダです。

左がバーニャカウダで、右がラタトゥイユ。
低カロリーなので実は登山には向かない?のかもしれませんが、とても美味しくいただきました。

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聖尾根は、上部へ行くとさらに露岩が目立つようになってきます。

途中の急な下りでは、万が一を心配して腕がらみ懸垂下降をして通過しました。

そして最大の核心部、1307m峰直下の岩場へ。
岩稜を左右に縫うように張られたトラロープを掘り出しながら、岩の上へと這い上がりました。
雪も深くて、なかなか苦しい場面でした。

たどり着いた、熊倉山の頂上。

下山はたぶん最短で降りることのできる、城山コースへ。
ここも上部は岩場が点在し、アップダウンも多く、下部は人工林の中のジグザグ歩きが続いてくたびれるところです。

なおこの城山コースには、トレースがあって助かりました。
一般道ではあっても道の形が明瞭ではなく、雪に隠されたこの状況でトレースがなければ、登り以上にルートファインディングに頭を悩ますことになったでしょう。

最後は林道を長く歩いて、秩父鉄道の白久駅へ。
駅前には桜が咲いていましたが、あまり春らしくはなく寒々しい印象でした。

これは乗り換えの、西武秩父駅の仲見世通りにいた猫。
ちょっと寒かったのですが、畳の上で気持ち良さそうに丸くなっていました。

▼参考書籍

今回のコースは、この『岳人』2002年3月号の記事を参照しました。
特集が、「春のハイグレードハイキング」。
熊倉山聖尾根をはじめ、古賀志山(こがしやま・582.8m)中尾根大岳山(おおだけさん・1266.5m)小怒田ノ尾根などの記述もあります。
その他あまり知られていないヤブと岩のルートがたくさん紹介されており、この手のルートが好きな方であれば、重宝する1冊でしょう。

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