2015年2月11日

展望抜群! 小鹿野アルプス。

風の旅行社による登山ツアー「邦岳探訪の旅」のガイドとして、先日下見をした埼玉県小鹿野町の釜ノ沢五峰般若山(はんにゃさん)を結ぶコース、通称小鹿野アルプスに行ってきました。

これは後半、般若山のエリアの亀ヶ岳(かめがだけ・407m)展望台を歩いているところ。
すっきりとした岩尾根であり、背後には武甲山(ぶこうさん・1304m)の姿も見えています。
このコースは最高地点の中ノ沢ノ頭(なかのさわのあたま)でも標高は580m程度とあまり高くはないのですが、あちこちに見晴らしの良い場所が点在する、展望抜群とも言ってよいコースなのです。

起点となる長若山荘までバスで進み、そこから細い舗装路を歩いて兎岩登山口へ。
気温は低く、途中ではつららが下がる岩陰もありました。

急登わずかで右へトラバースし、尾根に上がると間もなく現れる、膨らんだ岩場が兎岩。
手すりが設置されているために、特に怖い思いもせず登ることができます。

兎岩のてっぺんから見た、釜ノ沢五峰方面。
中央やや左の露岩のあるピークが三ノ峰、その右が二ノ峰でしょう。

兎岩からは樹林の中を登り降りしつつ、龍神山(りゅうじんやま・538.5m)の頂上へ。

その先でいったん中ノ沢ノ頭を通過し、車道の通じる文殊峠へと降り立ちました。
傍らには、奥日光のものを勧請したという、金精神社が祀られています。
車道の反対側には、あずまやのある長若天体観測所があり、展望の良いそちらに立ち寄ることにしました。

天体観測所裏手からの展望。
左に見えるどっしりした山が両神山(りょうかみさん・1723.0m)、また右に見える鋭い双耳峰が二子山(ふたごやま・1165.6m)です。
予想外の見事な展望に、参加者の皆さんは大喜び!でした。

中ノ沢ノ頭に戻って、布沢峠を経由していよいよ釜ノ沢五峰へ。
兎岩から行くと、5から1へ向かっていうようになります。
皆さんしっかりと、五峰の標識を確認しつつ進んでいきます。
左が五ノ峰、右が四ノ峰です。

その先で進路は露岩にふさがれるのですが、1段上までは鎖を伝って簡単に登れます。
そこからはバンドを左へトラバース。

岩場を回り込んだところで木の根の目立つ急斜面を登れば、三ノ峰の頂上です。

三ノ峰からは急な道を左から回りこむように下り、再び現れる岩場を、やはり鎖を伝って登り二ノ峰へ。
こちらの鎖は、三ノ峰よりはほんの少しだけ難しいかもしれません。
また二ノ峰頂上の標識は、なぜか三ノ峰となっています。

次の一ノ峰は、ちょっとピークらしくない、細長い小ピークの先のほうに標識が立てられています。
標識の地点から少しの間は、雪の乗った滑りやすい岩場だったため、安全を考えて手すり用にロープを固定しました。

この先で小沢を渡ると釜ノ沢五峰のエリアは終わり、般若山のエリアへと入っていきます。

般若山エリアに入ってすぐの雨乞岩洞窟を過ぎると、次に現れるのがトップに掲げた亀ヶ岳展望台。
右手にはこのような、大きな岩山である亀ヶ岳がそびえています。
カメの怪獣・ガメラが存在したら、こんな感じで見えるのかも?しれません。

その先でコースは、高圧鉄塔の下を通過しながら、薄暗い沢筋を2回横断。
横断後に登った尾根を、露岩をかわしながら進むと、左手に鎖が下がる大岩が現れます。
それを伝い登ると上には、立派な等身大の大日如来銅像が祀られています。

写真左は、大日如来に登る鎖の様子。
そして右は大日如来から踏跡を下って見上げた、お船観音です。

お船観音を囲んで、皆さんと一緒に記念撮影。
この後は慎重に、お船観音と大日如来との間に延びるお船の岩稜を登って、下山路方面に向かいました。

下山路の階段は日が当たらずに凍結していましたが、手すりがあったためそれほど怖い思いもせずに通過。
最後は秩父札所第32番法性寺の境内に入り、お参りの上、山門をくぐって向かえに来ていたバスに乗り込みました。

<参考コースタイム>

長若山荘前(09:38)―兎岩登山口(09:52)―兎岩(10:12)―竜神山(10:52)―金精神社・文殊峠(11:14~11:44)―中ノ沢ノ頭(11:51)―五峰(12:23)―三峰(12:42)―一峰(13:08)―般若山コース入口(13:35)―雨乞岩洞窟(13:50)―亀ヶ岳展望台(14:02)―大日如来(14:57)―法性寺山門前(15:57)


山旅ロガーの軌跡

画像をクリックすると大きくなります。
山旅ロガーの軌跡は、山旅ロガーGOLDのブログパーツだと大雑把すぎるように感じたので、今回はGPSデータをGoogle Earthに読み込ませたものを載せてみました。


下山後の入浴施設

下山後は、バスでほんの少し下ったところにある、秩父・西谷津温泉 宮本の湯というところで入浴。
日帰り入浴料金は700円。
あまり特徴のない感じの入浴施設でしたが、秩父地方のお風呂はもっと料金が高いので、あまりお金をかけたくない人には重宝するところだと思いました。

▼参考書籍

この『新・分県登山ガイド10 埼玉県の山』では、「般若山・釜ノ沢五峰」のページで、今回の逆コースが取り上げられています。
逆コースのほうが正面から法性寺にお参りし、また釜ノ沢五峰も一ノ峰から登るので、すっきりすると言えるでしょう。
ただし急な箇所の多くが、下りになることが難点です。
今回のような滑りやすい冬の時期は、無理をせず我々と同じ方向から回るほうが無難だと思います。

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