2015年1月14日

氷の道を歩いて暖かな勝縁荘へ。

マウンティンゴリラ登山学校の山行で、雪山初心者に適した大菩薩嶺(だいぼさつれい・2056.9m)に登ってきました。

これは宿泊した勝縁荘の一つ手前にある山小屋・富士見山荘から見た富士山(ふじさん・3775.6m)です。
“富士見”との名前がついているだけあって、富士山の展望は抜群の場所でした。

入山は、JR中央本線の塩山駅からバスで裂石集落の大菩薩登山口まで。
最近、無雪期に利用されることが多い甲斐大和駅から上日川峠までのバスは、12月上旬から4月中旬の間は運休期間なのです。

妙に閑散とした裂石から、すぐ左手にある雲峰寺の石仏を見ながら、登山スタートです。

車道を少し歩いた先の千石茶屋(休業中)では、可愛いのか可愛くないのか何とも微妙なリスちゃんが、道案内をしてくれました。

その後わずかに歩くと、いよいよ路面の凍結部分が現れます。
出だしのうちは、歩行練習も兼ねて、軽アイゼンはつけずに歩いていきます。

途中の見晴らしの良い場所で右手を見ると、遠くに真っ白な山々を望むことができました。
これは南アルプスの白峰三山。
右から北岳(きただけ・3192.4m)、間ノ岳(あいのだけ・3189.5m)、農鳥岳(のうとりだけ・3025.9m)です。

しばらく進むと登山道は、びっしりと氷に覆われるようになってきました。
一旦積もった雪が毎日の日照で溶けて、それが気温の低い時には凍結することを繰り返す。
その状況がしばらく続いたことにより、発達した氷でしょう。
こうなってくると転倒の危険もあるので、軽(6本爪)アイゼンを着用します。

道がカチカチに凍っていても、軽アイゼンを着用すると快適です。
無雪期よりもむしろ楽なくらいで、どんどん歩いていくことができました。

途中、崩落箇所を左手車道に出てかわすところから先は氷のない区間もありましたが、他はずーっと、軽アイゼンがよく効く路面が続きました。

順調に歩いて、上日川峠に到着。
駐車場の入口にある木には、ヤドリギ(丸いボール状の葉っぱ)がいくつも寄生していました。

上日川峠のロッジ長兵衛の裏手からは、登山道を歩くこともできるのですが、より楽な車道を歩いて、福ちゃん荘の前へ。
そこからは富士見山荘前を過ぎて、もう少し先まで進みます。

小さな沢筋を橋で渡った先にある、勝縁荘
今回の宿泊先です。
冬の間は基本は週末営業のみなのですが、今回はお願いしたところ、こころよく平日も我々を向かえてくださったのでした。

勝縁荘は、暗くなる頃には発電機を動かして電灯も使えるようになるのですが、それまでの時間帯はランプを活用。
不便なようでも、趣があってなかなか良い感じです!
大広間に敷かれた布団には、豆炭あんかを入れていただいており、夜の間もとても暖かに過ごすことができました。

夕食も、寒くて不便な場所ながらもよく考えられた、美味しいものでした!
私は少しだけ熱燗をいただきながら、ゆっくりとおでんをつつきました。
奥には薪を燃料とするだるまストーブがあって、やはりとても暖か。
少し前の山小屋の暮らしを思い起こさせるような、それでも心尽くしの行き届いた、とても快適な一夜を過ごしました。

<参考コースタイム>

裂石・大菩薩登山口バス停(12:09)―千石茶屋(12:51)―上日川峠(14:27)―福ちゃん荘(15:03)―勝縁荘(15:23)


山旅ロガーの軌跡



▼参考書籍

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