2014年10月4日

長いナメ床の続く大薙沢。

秋の沢登りを楽しもうと思い、水量少なめの沢を探して出掛けてきました。

行き先は尾瀬と奥日光のちょうど間くらい、四郎岳(しろうだけ・2156.1m)と燕巣山(つばくろすさん・2222m)との間につきあげる、片品川水系根羽沢の支流である大薙沢としました。
右俣はこの写真のような、長い長~いナメ床が続くことで知られる沢です。

大薙沢へは、尾瀬沼の登山口となる大清水から向かいます。
物見山(ものみやま・2113m)の登山口となる林道を歩き、途中の物見橋を渡った右側より入渓。
するとすぐにこの5mナメ滝が現れるのですが、逆層であり、万が一スリップしたら釜に落ちることが確実なので、無理をせず高巻くことにしました。
左岸の急斜面を上がると、かつての根羽沢金山の軌道跡が現れるので、それを少しだけたどって、2つめの柵の手前から沢に戻りました。

軌道が沢の上を横切る地点にある小滝は、腰まで釜につかって左壁から通過。

その先は、平坦な沢筋を長く歩きます。
それでもナメっぽい、きれいな渓相で楽しく歩いていけます。

間もなくたどり着いた二俣からは、左股に進みました。
林の中の穏やかな流れとなり、気分が和むところです。

やがて核心部となる滝場に突入。
最初の7mスダレ状の滝は左岸から高巻き。

次の3段20m滝は、下段は左から上って右へトラバース。
中段はそのまま右へ上がり、あとは左岸を高巻きました。

倒木のある2条10m滝も左岸から高巻き。
沢に戻る1歩が、非常に高度感がある上にいかにも滑りやすそうで、ちょっと恐ろしい感じでした。

その先は枝沢を左右に見送って、傾斜の強いガレ場となったツメへ。
あまりにも不安定なので、適当なところで右のブッシュに逃げて、登山道へと抜け出ます。
その道を四郎峠をの方へ向かうと、左下には丸沼の姿が見え隠れしました。

やがて金属の目印が取り付けられた、四郎峠へ。
ここからは右手の、大薙沢右俣の源頭部を目指して急斜面を下っていきます。

左手の崩落斜面を見送れば、いよいよ長いナメの始まりです。
どんどん歩いてもナメ床が続いて、本当に不思議な感じの場所でした。

その先で二俣まで戻り、あとは慎重に往路を引き返して四郎橋経由で大清水へと戻りました。

<参考コースタイム>

大清水(05:59)―物見橋(06:29)―二俣(07:37)―稜線(10:07)―四郎峠(10:34)―二俣(12:30)―物見橋(13:26)―大清水(13:58)


下山後の入浴施設

下山後は戸倉の尾瀬ぶらり館に向かったのですが、受付でもの凄い混雑だから、少し待ったほうが良いと言われ、そこは止めて寄居山温泉センターというところへ向かいました。
ここはお風呂は小さく、露天風呂もないのですが、お湯は良くて快適でした。
入浴料は550円。
入浴者は多めでしたが、それでも混雑、という程でもありませんでした。
入浴後は最近凝っているコーヒー牛乳を飲んで、東京への帰路につきました。

▼参考書籍


日本登山大系2南会津・越後の山』にもこの大薙沢は取り上げられていますが、細部がちょっと違っています。
より新しい内容が記載されている、『東京起点沢登りルート120』を参照したほうが良いでしょう。

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