2014年9月13日

西穂高岳からジャンダルムを経て奥穂高岳へ。

西穂山荘で快適な一夜を過ごした翌日は、いよいよ西穂高岳(にしほだかだけ・2909m)を経て奥穂高岳(おくほだかだけ・3190m)を目指しました。

これは通過する稜線中の、一番の人気ピークであるジャンダルム(3163m)の全容。
この写真は奥穂高岳寄りから見たもので、かなりの絶壁に見えますが、通常は反対の西穂高岳寄りから登ります。
そちら側は極度の難しさはない、慎重に三点支持での登下降ができる人であれば、無理なく登れる難易度です。


西穂高岳へ

西穂山荘の出発はまだ暗いうち、ヘッドランプを灯して歩き始めました。
目指す稜線は、シルエットになっていました。

それでも丸山を通過する頃にはすっかり明るくなり、ヘッドランプは不要な状態に。
西穂独標(にしほどっぴょう・2701m)の頂上は、ここまで登るという登山者が多数いて落ち着かなかったために、足早に通過しました。

これは西穂独標の次の小ピークである、10峰から見た独標頂上の様子。
右に見える赤茶けたピークは焼岳(やけだけ・2444.3m)。
写真中央の遠くに見えるピークは乗鞍岳(のりくらだけ・3025.6m)です。

岩屑の尾根を歩いて10峰に立ち、そこからさらに進んで9峰へ。
9峰のピークのすぐ先は、高度感のあるトラバースがあるので要注意。
9峰の先にあるのは、ピラミッドピークです。

少し下って登り詰めたところが8峰、いわゆるピラミッドピーク。
前方には次第に、西穂高岳が大きく迫ってきます。

ピラミッドピークからは飛騨側の鎖場を慎重にトラバースし、7峰は気付かずに6峰へ。
さらに5峰も気付かず通過して、岩の積み重なった4峰のピークの脇をトラバース。

続く3峰2峰とも飛騨側をトラバース。

最後の滑りやすい岩場を矢印に従って慎重に通過すると主峰・西穂高岳の頂上です。
頂上標識の向こうに見えているのは、笠ヶ岳(かさがたけ・2897.5m)。

西穂高岳の北の彼方には、すっきりとした槍ヶ岳(やりがたけ・3180m)の頂上が見えていました。


西穂高岳から奥穂高岳へ

西穂高岳からはまず小ピークを越えて、急な岩場を鎖も使いつつ上高地側に下降。
トラバースの後は岩屑の尾根を登り、ピークを越えて下り、さらに不安定なスラブ状の岩場をどんどん登っていきます。

登り詰めたピークが間ノ岳(あいのだけ・2907m)の頂上。
前方にはまだまだ厳しそうな稜線が続いています。
この先で鎖を伝って下降する箇所があるのですが、長さが足りず、最後はクライムダウンになるので要注意。

これは縦走路中の難所の一つとされる、逆層スラブ。
おおむね左側を、シューズのソールのフリクションをきかせつつ、鎖を伝って登っていきます。

左は逆層スラブの途中から上を見上げたところ。
右は登り詰めた天狗ノ頭の頂上。

天狗ノ頭からは急な岩場を慎重に下って天狗ノコルへ。
そこからは長く歩く登りでコブ尾根ノ頭へと登ります。

登り切ると、いよいよ目の前にジャンダルムが。
ルートは中央寄りを登るものと、ぐんとトラバースして左手を登るものとがあるのですが、左のほうが楽でしょう。
ただし見ていると、途中でマーキングを見失って迷走気味の人もいたので、注意が必要です。
登り切ると、天使が迎えてくれます!

ジャンダルムの頂上からは往路を慎重に引き返し、上高地側をトラバースして通過。
次のピークであるロバノ耳は飛騨側をトラバースして通過すると、最後の難所である馬ノ背です。
リッジの縁を掴みながら、慎重に登ります。
鎖はないので、確実な三点支持が求められるところです。

間もなく到着した、奥穂高岳の頂上。
大勢の登山者で賑わっていて、和やかにも感じる雰囲気です。
そこからは慎重に穂高岳山荘へ下山。

しかし…この日の穂高岳山荘は、今シーズン一番という大混雑!
布団1枚に2人寝る状況で、食事は19時からの5番目。
ビールを買うにも5分は待ち、買った後も飲む場所がなくて右往左往してしまいました。
私にとっては穂高岳山荘での一夜が、この日最大の核心部と感じられました。。

<参考コースタイム>

西穂山荘(04:54)―丸山(05:15)―西穂独標(06:09)―ピラミッドピーク(06:36)―西穂高岳(07:29)―間ノ岳(08:57)―天狗ノ頭(09:54)―天狗ノコル(10:38)―ジャンダルム(12:13)―奥穂高岳(13:53)―穂高岳山荘(14:45)

▼参考書籍

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