2014年4月7日

表妙義・白雲山縦走。

群馬県の奇峰・妙義山(みょうぎさん)へ行ってきました。
妙義山の一角を訪れるのは、昨年(2013年)4月に裏妙義の木戸壁でクライミングをして以来。
ちょうど1年ぶりということになります。

今回目標にしたのは、国民宿舎裏妙義に1泊しつつ、表妙義から裏妙義の主要コースを走破すること。

まず1日目は、表妙義の相馬岳(そうまだけ・1103.8m)コースを目指しました。

JR松井田駅からタクシーに乗って約10分(1,810円)で妙義神社参道前に到着。
鳥居の背後には、相馬岳を最高点とする白雲山のど~んと荒々しくそびえています。

登り始めてまず最初に目指す、大の字が鳥居の脇の思いのほか高い位置に見えていました。

まず妙義神社の境内に入ると、桜がちょうど見頃を迎えていました。

登山口は境内の右奥。
けっこうな急登をどんどん登って行くと、長い鎖場が現れてそれを伝うと大の字の基部に到着です。

基部からは2段の急な鎖を登って、大の字に到着。
今回の同行者である松戸山の会のお二人も、ちょっと変わった岩峰に立って嬉しそう!

その先、辻と呼ばれる三叉路でハーネスとヘルメットを装着。

妙義神社奥の院の右手のルンゼ状の鎖場、その先7mの外傾した鎖場など、難所を次々と突破。

登り切るとひょっこりと右手の開けた場所に到着。
ここが見晴、と呼ばれる場所。
北西方向には雄大な浅間山(あさまやま・2568m)が姿を見せていました。

見晴からが、いよいよ表妙義主稜線。
チムニー状の岩場を皮切りに、連続する鎖場を降りたり登ったり。

高度感はありますが、足場は意外としっかりしており、けっこう楽しく通過できる区間です。

キレットを通過して、天狗岩のピークに到着。
ここから一旦、右に大きく回り込むように下ってタルワキ沢のコルへ。

登り返すと、表妙義最高点の相馬岳頂上です。
浅間山を望む、なかなか気持ちの良いところ。

ちなみにこの一帯は白雲山と呼ばれていますがそれは総称であり、そういう名前のピークがある訳ではありません。
従ってこの相馬岳は、白雲山の頂上、と言うこともできるでしょう。

茨尾根を挟んだ間近には、金洞山の荒々しい姿が見えていました。
白雲山以上の険しさがある、妙義山でも最も困難とされる一帯です。

今回はこの金洞山は予定しておらず、手前から国民宿舎へと下りました。

意外と嫌らしかったのが、相馬岳から国民宿舎分岐までの区間。
鎖場ではないのですが、浮石の多い不安定な急斜面が続き、神経を使いました。

国民宿舎分岐からも急な下りは続き、泥っぽい岩場を鎖で降りたりと、なかなか神経が休まりません。。

これは途中で現れる、鉛筆状の岩峰の基部。
穴が開いていて、そこから相馬岳北稜方面の景色を望める、不思議な面白いところでした。

さらに下るともう一つの見晴、と呼ばれる場所へ。
ここからは裏妙義の一帯を見渡すことができました。

写真中央の大きな塊が、丁須ノ頭(ちょうずのかしら)のある一帯。
翌日は左からその丁須ノ頭に向けて縦走する予定。

また下にはこのあと宿泊する、国民宿舎裏妙義も見えています。

この見晴からは西に尾根を下り、そこから沢を3本横断して、無事予定通りに国民宿舎へと到着しました。

<参考コースタイム>

妙義神社参道前(09:43)―大の字(10:39)―見晴(12:00~12:18)―大のぞき(12:54)―天狗岩(13:34)―タルワキ沢のコル(14:01)―相馬岳(14:28)―国民宿舎分岐(14:54)―見晴(16:17)―国民宿舎裏妙義(16:59)


山旅ロガーの軌跡

今回は右から左への縦走コース。
Google Mapでの白雲山、名前の通りの白い雲の中です。
もしかしたら、わざとこうしているのかも??


下山後の宿泊施設

今回は裏妙義の荒々しい山塊の下に立つ、国民宿舎裏妙義に宿泊。
宿はきれいで食事は美味しく、温泉ではないのですがお風呂も良い感じ。
それに支配人の方を含めた、スタッフの皆さんがとても親切です!

東京からだと日帰りで訪れることも十分可能な妙義山なのですが、たまにはこの宿に泊まってじっくりと登るのも楽しいものだと思いました。
1泊2食での料金は8,000円でした。

▼参考書籍

 
妙義山のコースガイド執筆と言えば、ハイグレード・ハイキングで知られる打田鍈一さん。
著書『藪岩魂 ハイグレード・ハイキングの世界』でも表妙義縦走を取り上げていますし(コースはやや違います)、調査執筆している「山と高原地図」でも詳細にコースの状況が記述されています。

また古いものですが、『アルペンガイド7 奥日光・足尾・西上州』も入手できればとても役立つでしょう。
この本でも妙義山の章を担当しているのは、打田鍈一さんです。

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