2014年3月27日

映画『K2 初登頂の真実』。

間もなく公開される映画『K2 初登頂の真実』の、マスコミ向け試写会に行ってきました。
キャッチコピーは、

20世紀を代表する登山家ヴァルテル・ボナッティ、失われた名誉とは?



世界第2の高峰、K2(けいつー・8611m)。
その概要を、チラシから抜粋します。
中華人民共和国の新疆ウイグル自治区とパキスタンのギルギット・バルティスタン州との国境にある、カラコルム山脈に属する標高8611mの山。
エベレストよりも厳しい気候条件、急峻な山容による雪崩・滑落の危険性などから登頂が最も困難とも言われている。
エベレストの登頂成功者が延べ5104人であるのに対し、K2の登頂成功者数は延べ302人。
遭難者の数も多く、4人に1人が命を落とすという。
K2は、なかなか厳しい山なのです…。

さてお話の内容はというと、ややゴシップめいたものになっています。

1954年、初登頂に成功したイタリア隊は頂上に立った者の名前を、長いこと公表しないでいました。

また実際の登山の現場において、最も活躍した隊員・ボナッティは頂上には立っていないのですが、それでも初登頂を狙って抜けがけすべく画策していたと周囲から言われ、後に名誉毀損の訴訟を起こしていました。

さわやかで輝かしいものであるべきK2初登頂は、実際はドロドロとした人間関係が交錯していたのでした。
この映画のテーマは、本当にボナッティが抜け駆けをしようとしていたのか、その真実を明らかにしようというもの。

しかし今もまだ当時のことを知る関係者も多く、解りやすくストレートに、登場人物の善悪を描くわけにはいかなかったようです。
ちょっとすっきりしない、歯切れの悪い、微妙な展開の映画だと言うことはできるかもしれません。

ところでK2の映画を観てきた!と言うと、皆さん1992年に公開された『K2 ハロルドとテイラー』なの?と聞いてきます。

『ハロルドとテイラー』、私も観にいきました。
懐かしい!
本郷猛、いや藤岡弘もクライマー役で出演する、まあまあ面白い映画でした。

『ハロルドとテイラー』よりも、今回のこの『初登頂の真実』のほうがリアリティがあるの?と聞いてきた方もありますが、どうかな~?
リアリティは、『ハロルドとテイラー』のほうが上かも???

何と言っても、寒さがないのですよ、この映画には!
この写真のように、標高8000mで岩の上に寝そべって休憩しているのですから。。

しかも際どい箇所でも、ロープ結んでるだけでビレイしていないし…。

まあそれでも、ちょっと切り口の変わったヒマラヤ映画で、一見の価値はあると思います。
公開は2014年5月10日(土)から、東京の有楽町と大阪の梅田、2館のみでの上映です。

以下にウェブサイトのリンクを載せますので、参照の上ぜひ劇場に足を運んでみてくださいね!

K2 初登頂の真実


▼参考書籍

 
ボナッティの著書は、この2冊が入手可能のようです。
ヨーロッパの山々で困難な登攀を実践し、カラコルムのガッシャーブルムIV峰(7925m)の頂上にも立ったボナッティ。
一度は読んでおきたい、山の名著です。

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