2013年6月16日

頂上で劇的に晴れた甲ヶ山。

4月は宝珠山(ほうじゅやま・1183m)5月は宝仏山(ほうぶつさん・1005m)と2回に渡って実施してきた、鳥取県米子市を起点とした読図(地図読み)講習会
6月はいよいよ3回目、船上山(せんじょうさん・615.4m)から勝田ヶ山(かつたがせん・1210m)を経て甲ヶ山(かぶとがせん・1338m)を往復する、樹林の中のロングコースで実施しました。

いつも参加してくださる元気な山女子お二人。
読みがバッチリで嬉しそうです!
今回は船上山の東坂登山口からスタート。
行程を細かく区間分けし、それぞれの区間を受講者の方に交代で先頭を進んでいただき、現在位置と次の進路の検証をしながら歩きました。

船上山から甲ヶ山のこのコースは、船上神社までは枝道があるものの、その先は1本道なので、次の進路を考えるのは比較的容易です。
しかし全体に同じような地形の樹林が続き、現在位置の把握はちょっと難しいところです。
それでも事前に地形図上で目標物を決めておくと、思ったよりも正確に、歩いている途中でその場所を特定できる場合が多いもの。

そういう感じで尾根の合流点だとか、道の傾斜が変わる部分だとか、登山道が折れ曲がる地点だとかをしっかり確認し、現在位置を把握しながら進むことができました。

船上神社から勝田ヶ山に向かう途中では、あちこちでヤマボウシが綺麗な花を咲かせていました。

順調に、それでも読図の練習でそれなりに時間を費やしつつ、勝田ヶ山の頂上に到着。
ここまで来たならば、せっかくなのでぜひ甲ヶ山の頂上には立っておきたいところです。

従ってここで読図は一時中断し、一気に先に進むことにしました。

甲ヶ山手前のコルを過ぎると、回りは低潅木となり、高原的な雰囲気になってきます。
しかしガスは濃く、周囲の景色はほとんど見えません。。

そしていよいよ核心部となる、ゴジラの背へ。
下山してくる登山者をやり過ごし、岩場に一歩を踏み出しました。

足運びがポイントとなるゴジラの背ですが、ルートを慎重に選べば、それほど難しいこともなく通過できます。

そして最後の、登山道を覆い隠す腰程度の薮を押し分けて進むと、甲ヶ山の頂上です。
受講者の皆さんと握手を交わし、登頂を喜んでいると、真っ白だったガスが切れ、右手前方に大きな山の姿が見え隠れし始めました。

見えてきた山はもちろん、大山(だいせん・1729m)です。
ついさっきまであんなにガスが濃かったのに、我々が頂上に着いたとたん、劇的に晴れ上がったのには驚きでした。

今回の参加者と、姿を見せた大山と一緒に記念撮影。

この後しばらくの間も空は晴れ渡り、往路を引き返す途中でも大山と、その手前の甲ヶ山の姿を望むことができました。

ところで今回は、登山としては素晴らしいものがあったのですが、読図講習会としては歩行時間が長すぎたかも…。
初めてご参加いただいた方には若干消化不良の感もありましたので、また機会を改めて、じっくりと地図とコンパスの使い方について解説させていただければと思いました。

▼参考書籍
  
甲ヶ山が載っている、定番のガイドブックは左の2冊。
一方、右の雑誌『山と渓谷』のバックナンバーである2011年10月では、「全国隠れ名山」という欄で私が今回のコースを紹介しています。
もし機会があれば、手にとってご覧になってみてください。

 
また読図に関して参考にしたのが、左の『山と渓谷』2010年4月号の「山行前に地図を読む」の欄。
単独の技術書では、右の『山岳ナビゲーション』が解りやすいと思います。

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