2013年4月14日

春の雪をかぶった大山の山麓で読図講習会。

少し前に、雑誌山と渓谷』2013年3月号の特集「地図を読んであの雪山へ」の中の、「地形図からルートを考えよう」という欄の講師役をさせていただいたからか、読図や山岳ナビゲーションについて教えてほしいというお声かけをいただくようになりました。
そこでさっそく、まずは基本を学ぼうということで第1回目を実施しました。

実施場所は大山(だいせん・1729m)山麓の大山寺周辺。
大山情報館に集合した後、まずは簡単なレクチャーです。
今回は地形図を見るのが初めて、プレートコンパスを持つのも初めてという方もあったので、基本から解説しました。
内容はざっと、
・等高線について
・等高線から尾根、谷を判断する方法
・等高線から地形の傾斜を判断する方法
・基本的な地形図記号の種類
・プレートコンパス各部の名称
・地球の真北と磁北のずれについて
・実際の地形と地形図を照合する「整置」での地形判断法
・コンパスを使っての進路確認法
以上のことを説明したら、いよいよ屋外に出て実習です。

受講者の皆さんが、地図で現在位置を確認しながら歩いていきます。
みんな難しい顔をして歩いているので、通りがかった子供もびっくり!
要所々々で私から目標地を設定させていただき、あとは受講者の方が交代で先頭を歩いて、その場所を目指します。
この写真のような寺社の参道や遊歩道などでは、地形図には記されない小道が多いため、変な所に入り込まないように注意が必要。
それでも分岐ではコンパスで方向を確認しながら、最初の目的地に向けて進んでいきます。

しばらく歩いて、目的地である寂静山(じゃくじょうざん・871.9m)に到着。
慣れないコンパス操作に、少しくたびれちゃったかな?

寂静山で小休止をした後は、次の目的地へ。

やはり地形図には記されない道をたどったりしながら、中の原スキー場に出て、斜面を登りつめます。

スキー場上端の、不明瞭な登り口からブナの立ち並ぶ登山道へ。

やがて次の目的地である、宝珠山(ほうじゅやま・1183m)に到着。
受講者の皆さんで記念撮影をしました。

そして中の原スキー場を下って、最後の目的地・豪円山(ごうえんざん・891.3m)へ。
下りきったその先にある、刈り払い斜面の目立つこんもりとした山がその豪円山です。
ちなみにもっと遠くに見える三角形の山は、孝霊山(こうれいさん・751.4m)。

豪円山頂上やや手前の展望地からは、アルペン的な様相の大山北壁の姿を望むことができました。
今年の大山は雪融けが早かったそうですが、3日前に時期はずれの春の大雪になって、もう一度雪をかぶった姿を見せてくれたのでした。

展望地からはわずかで、豪円地蔵の祀られる豪円山の頂上に到着。

さて今回は、レクチャー後はひたすらコンパス操作を繰り返し、使い方に慣れていただくことを主眼に置きました。
皆さんともほぼ、整置での地形照合、そして地形図からの方向割り出し、また現場での方角の地形図への落とし込みは理解されていたと思います。
あとはやはりこれをしっかり身につけるには、反復練習しかないでしょう。
ということで、来月以降も引き続きこの読図講習会を実施します。
(当面は鳥取県米子市起点のものです)
読図を学びたい、という方は、以下のリンク先をご確認の上、ぜひご参加ください!

山岳ナビゲーション(読図)講習の詳細



▼参考書籍
 私が登場しているのは、この『山と渓谷』です。

  今回の参考テキストはこの2冊。
右の『山岳ナビゲーション』のほうが詳細ですが、解りやすいのは左の『山と渓谷』2011年11月号の特集欄かと思います。
その他、いろいろ同様の書籍がありますので、読みやすいものを探してみるといいでしょう。

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