2013年4月13日

“高尾山”を登って爽やかな海岸へ。

こんどはNHK文化センター米子教室の「つきイチ健康登山」で、高尾山(たかおさん・357.7m)を登ってきました。
高尾山とは言っても、もちろん東京都で人気の高尾山(たかおさん・599m)ではありません。
神々のふるさと・島根県の出雲平野の北に連なる、出雲北山の最西端に位置する山のことです。
東京の高尾山と比べると、歩く人は格段に少ないのですが、楽しさは負けていない…いやそれ以上かも??

出雲と日御碕を結ぶ県道29号を進んで、中山バス停のところから鷺浦へ向かう枝道に入り、ループを登ったその先の登山口からスタート。
出だしは竹ヤブの中の登り坂ですが、峠に出てからは歩きやすい平坦な道が続きます。
途中の3~4箇所に、このように倒木が道を塞ぐところがあるのですが、潜ったり跨いだりして、特に問題なく通過可能です。

なだらかな尾根をゆ~っくり登って行くと、やがてこのような標識が現れます。
この高尾山の山頂は、かつての第二次世界大戦中にはレーダー基地が設置されていたところなのです。
もしかしたらハイキングの対象としてよりは、戦争遺跡としての知名度が高い山なのかも?しれません。

ということでたどり着いた、高尾山の頂上。
このコンクリート製の円形の台座には、かつては米軍機を迎え撃つための高射砲が設置されていたのだとか。
そして皆さんの背後に広がる海は、日本海。
中央に見えている細長く白いのは、日御碕灯台です。

ところでこの日より、この「つきイチ健康登山」は無事に2年目を迎えたのでした。
受講生の方も増えて、より楽しい講座になりました。
米子を離れる時に、この講座は他の人にお任せしようかとも思ったのですが、続けさせていただいて本当に良かったと思っています。

さて続けて、高射砲台跡から一段下のレーダー基地跡も見学。
見るとあちこちに古い字が彫ってあります。
いたずら書き、ではなく、当時勤務していた兵隊さん達が刻んだものなのでしょう。
何だか行き場のない戦争の苦しさというのが、伝わってくるような気がしました。。

下山はしばらく往路を引き返し、峠のところから登山口とは反対の海側へと下ります。
すると目の前に、海が現れます。
ここは複雑に入り組んだ湾の一番奥にあたる、宇龍港というところ。
波の影響を受けない天然の良港ということで、古くから船が行き来していた港なのだそうです。

宇龍港からは、海岸遊歩道をたどって日御碕を目指します。
明るく、爽やかで、山とはまた一風異なった楽しいウォーキングです。

日御碕の少し前の展望所からは、登ってきた高尾山(写真中央の一番高いところ)を望むことができて、皆さん大喜び!

これが日御碕の様子。
思い思いの場所で昼食をとって、ご希望の方はこの日御碕灯台にも登っておられました。
これは歴史的文化財的価値が高いため、海上保安庁による保存処置が講じられている保存灯台
高さは日本一であり、日本の灯台50選、そして世界灯台100選にも選ばれている本当に貴重なものです。
参観料は、200円。

灯台を見学した後は、本場?の高尾山にも負けないくらいのお土産物屋さんが並ぶ区間を通り抜けて、駐車場まで歩いて登山終了となりました。
今回は登山やハイキングとしては軽いほうですが、山の頂上に立ってそれから海岸を歩くという組み合わせがとても楽しい、山陰地方でも私の大好きなコースなのです。

▼参考書籍
 
今回歩いたコースを取り上げているのは、左の『山と渓谷』2013年4月号の「郷山めぐり」のページ。
書いているのは私自身であり、自分の好きなコースを書かせていただきました。
島根県の山』で紹介されているのは、山頂だけ立って往路を引き返すものなので、残念ながら楽しさは今ひとつです。。

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