2013年4月11日

雪が降った! 幡屋三山。

今月もまた、NHK文化センター米子教室の「ゆっくり歩く登山教室」の実施日となりました。
東京から夜行バスで米子駅に移動し、その足でNHK文化センターに向かい、受講生の皆さんをお迎えして出発です。

今回の行先は、島根県の幡屋三山、というところ。
玉造温泉という、島根県を代表する温泉地の裏(南西側)に連なる、標高400m前後の小さな山脈です。
西の方から丸倉山(まぐらやま・371.7m)、大平山(おおひらやま・410.3m)、八十山(はちじゅうさん・407m)という三つのピークが連なっており、その総称が幡屋三山。
南西側に位置する、幡屋集落寄りから登るので、この名前が付いたようです。

松江市からはけっこう近いのですが、なぜかあまり登ったという話は聞かない、近隣の里山でもマイナーと言ってよいところでしょう。
私の主宰するこの「ゆっくり歩く登山教室」は、山陰の米子市とその近辺の日の当たらない山々にも足跡を残すことをテーマの一つとしているので、こういった山もぜひ登っておきたいところなのです。

ということでバスで幡屋川沿いの登山口に到着して、出発。
午後からの天候回復を予報では伝えていましたが、冷たい小雨が降る中を歩き始めました。
しかし…。
登山口から間もなくの、林道の横断点を通過中、小雨は雪に変わったのでした。
しかもけっこう激しい降り!
どうしよう…。
とりあえずはそんなに遠くない、最初のピークである丸倉山までは登り、あとは雪の様子を見ながら進退判断をすることを、受講生の皆さんにお伝えしました。

頂上直下の急登を頑張って登って、丸倉山の頂上へ到着!
ちなみにこの山は地形図では、「馬鞍山」と表記してありますが、どうやらそれは誤記。
(地形図には漢字表記の誤りが多いのです)
地元では「丸倉山」と古くから呼んでいたそうです。

さてこの時点で雪は小降りになっていたので、もう少し先に進むことにしました。
先に進んでもすぐに林道に合流するため、いざとなったらすぐに下山できるのでした。

コース中、一番の難関とも言える丸倉山からの下り(樹林の中の急斜面)を無事に通過して、一旦林道に合流。
その時点で天候回復傾向がはっきりしてきたので、予定通り進むことに決定。
林道上の大平山の登山口から改めて稜線に向かい、歩きやすい…けれどもやや強引に切り開かれた道をたどります。

途中、小ピークを一つ通過して、尾根上の大平山の頂上へ。
三山中で一番標高が高いのですが、道の傍らに標識があるためか、今ひとつ頂上らしさが感じられないところです。

その先をわずかに進むと、伐採された斜面に出ます。
向こうに見える、こんもりしたふくらみが八十山。
大平山とのコルには、下山時にたどる林道が伸びてきています。
正直なところ、私には作る意味が全く解らない林道です。。

それでも林道終点を通過して八十山の頂上に立てば、気分はなかなか良いものです。
遠くには松江市や宍道湖を望むこともできて、三山中では最も頂上らしいところでした。

ところでこの山も、地形図には「八重山」との記載がありますが、地元では「八十山」との字をあてているのだそうです。
頂上標識もそのようになっており、そちらが正しいということなのでしょう。

頂上やや下の、風の当たらない所を選んでお昼ご飯。

さらに林道を下って小丸倉山の展望台に立つと、嘘のように空は晴れ渡ってきました。
樹間に見えるのは、最初に登った丸倉山の頂上です。

ということで、最後は農道を少し歩いてバスに戻りました。
皆さん、楽しんでくれたかな…でも前半の寒さで、ちょっとくたびれちゃったかな???


より大きな地図で 幡屋三山 を表示

幡屋三山、文章で説明してもイメージしにくいと思ったので、Google マップを利用してごく簡単な概念図を作ってみました。
本当に簡単なものなので、実際に足を運んでみようと考えておられる方は、以下の書籍を参考になさってみてください。

▼参考書籍
 この本には「馬鞍山・大平山・八重山」として掲載されています。

この本も良いのですが、島根県勤労者山岳連盟が発行している『出雲の山々とその周辺の山(改訂版)』が幡屋三山をはじめとする島根県東部の山については詳細です。
ただしAmazonには出品されていないし、島根労山はウェブサイトを持っていないため入手するのは困難でしょう。
米子市や松江市近辺にお住まいの方ならば、地元の大きな書店にはきっと在庫があると思います。
良い本ですので、ぜひお手元に置いていただきたい1冊です。

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