2013年3月26日

“ユガテ”は“湯ヶ手”・奥武蔵の美しい里山歩き。

少し考えるところがあって、埼玉県の奥武蔵にハイキングに出掛けてきました。

今回のコースは、西武池袋線の高麗駅を起点に日和田山(ひわだやま・305m)、物見山(ものみやま・375m)と歩き、“ユガテ”と呼ばれる山上集落を経て、やはり西武池袋線の東吾野駅駅に下山するもの。
高麗駅前から回り込むようにして線路を渡ると、遠くにこれから登る日和田山の姿を望むことができました。
桜の花も咲いて、良い雰囲気です。

車道を少し歩いて、お手洗いのある登山口へ。
私も同行者も、途中までは日和田山の岩場を登る時に、何度も通っている馴染みの道ですが、ここから先は初めて歩くところです。

思いのほか岩の目立つ人工林の道を登っていくと、鳥居が現れて南西方向の展望が開けました。
金刀比羅神社が祀られる露岩に出たのでした。
遠くに富士山(ふじさん・3775.6m)が、少しだけ頭を見せているのが解るでしょうか?

金刀比羅神社の拝殿の右からひと登りで、日和田山の頂上に到着です。
立派な宝篋印塔が安置されています。
これはお経を納める、教典供養塔なのだそうです。

日和田山の頂上からは一旦車道に下り、駒高集落を経て再度登山道に入って、物見山の頂上に到着。
東西に細長い頂上で、ここでお昼休憩にしました。

さらにこの先でも車道にからんで、北向地蔵の前へ。
これは1786年(天明6年)、流行した悪疫を防ぐため、野州岩舟地蔵尊(現在の栃木県高勝寺)から分身として譲り受けたお地蔵様。
この場所からは北方となる、岩舟地蔵尊の方向を向いているので、この名前が付いているのだそうです。

そして北向地蔵から、さらに西に向かって歩いていくと、古い道標が立っていました。
見ると、“湯ヶ手”と書いてあります。
なるほど~、奥武蔵の“ユガテ”とは一体何なのか、本当はどういう字を書くのか??とずっと気になっていたのですが、これで疑問が解決。
地名マニアの同行者も、なるほどと言って納得していました。

ということでさらに山道をたどって、明るい湯ヶ手に到着。
美しい山里です。
ここまでの行程の大半が、薄暗い人工林の中の道だったので、特に美しさが際立つのかもしれませんが、たくさんの花が咲いて、本当に桃源郷を思わせるような場所でした。

湯ヶ手からの下山は、最近整備されたらしい“飛脚道”と名付けられた古道をたどりました。
今回も花粉を心配していたのですが、それ程ひどくもなく、春の一日に快適なハイキングを楽しむことができました。

▼参考書籍(Amazonへのリンク)
 今回はこの本を参考にして歩きました。

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