2013年3月22日

忘れ物をして雪洞に泊まる。

あー、やってしまいました…。
何かというと、忘れ物です。
テントの、ポールを忘れてしまったのです…。

今回の計画は、北アルプスの鹿島槍ヶ岳(かしまやりがたけ・2889.1m)東尾根。
特急あずさで信濃大町駅に行き、そこからタクシーで車止めのゲート前まで入り、背負っていく装備を分担する時になって、テントのポールを持ってきていないことに気付いたのです。
「どうしよう…?」
とパートナーに言うと、少し考えて、
「…雪洞を掘りましょう」
との返事。
まあ、確かにこのような場合はそれが一番確実かも?
一長一短のある雪洞ですが、たまには良いかもしれないな…。

ということで、パートナーの冷たい視線を感じつつの出発となりました。

少し歩いた大谷原で、鹿島槍ヶ岳を遠くに見つつ、登山届けを提出。
後でこれが重要な意味を持つということには、この時は全く思いもよりませんでした。


大谷原からちょうど30分歩いた、この看板が東尾根取り付きの目印。
マジックで小さく、「東尾根入口」の矢印が書いてあるのが判るでしょうか?

取り付きから尾根に出るまではかなりの急登、その先もほどほどの傾斜の、樹林帯の中の登りが続きます。

本当は一ノ沢ノ頭まで行きたかったところですが、右の大きな尾根が合流する辺りでの時間が、すでに16時過ぎ。
雪洞の短所は掘るのに時間がかかることであり、2時間は見ておく必要があります。
従ってちょっと早めではありますが、ここで雪洞を掘ることにしました。
急峻な荒沢奥壁を望みつつ、スコップを振るいます。

ちょうど2時間で、二人が入るのに良いくらいの雪洞が掘れました。
さっそく中に入って、夕食準備に取り掛かります。

雪洞の長所は、何と言っても風の影響を受けないこと。
一方短所は、中でガスを焚いてもテントのように暖かくなることはなく、むしろ雫がポタポタ垂れて色んな物が湿ってくる、ということでしょう。
ガスを消してもそんなに寒くならないのも長所ですが、全般に湿度は高く、濡れ物を乾かすのは難しいのです。
それでもロウソクを灯し、少しだけ持参したウイスキーを飲んで、思いのほか快適な一夜を過ごしたのでした。

▼お薦めショベル:ORTOVOX beastsaw OV02127

私はスノーソーなしの、kodiakというタイプを使っていますが、バランス、形状とも絶妙で大変に使いやすいショベルです。
今回の雪洞掘りでも大活躍でした!
値段は高いのですが、ORTOVOX製のショベルに慣れると、もう他社のものは使えないかも?

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