2013年2月25日

瀬戸内海の無人島を登る。

大槌島(おおづちしま・170.8m)、という島をご存知でしょうか?
瀬戸内海の東側、瀬戸大橋よりももうちょっと東に位置する、三角形の尖ったよく目立つ島です。
岡山県南部玉野市の王子ヶ岳(おうじがだけ・234.4m)にハイキングに行ったり、ボルダリングをしに行った方は、瀬戸内海に浮かぶその島のことを記憶されていることと思います。
概要は下記が詳細です。

大槌島ウィキペディア フリー百科事典

この大槌島は無人島ですが、登山道はあります。
全山山地と言える形状で、平坦地はほとんどないのですが、唯一小さな砂浜となっている北浜から、荒れた道が島のてっぺん、頂上まで続いているのです。

このたび、少し変わった山を登ってみたいというお客様からのご要望があり、ふとこの島が登れることを思い出して、ご案内することにしました。

 
この手の島には、どうやって渡るのか?というのが問題になるかと思います。
しかしこの島は簡単です。
岡山県玉野市の向日比港で海上タクシー業を行なっている、向日比港渡船・伸光丸に連絡をとれば、すぐに乗せていってくれます。
料金は今回は、5人で15,000円。
一人3,000円ということになります。

ということで向日比港の無料駐車場に車を停めて、早速乗り込んだ伸光丸。
目の前に大槌島がどんどんと近付いてきました。


 
約10分の穏やかな海の旅を終え、大槌島の北浜に上陸!
伸光丸にはちょうど3時間後に迎えに来ていただくよう、お願いをしました。
(上記料金は往復運賃です)

 
北浜の、山頂に向かって右端の浅い沢状の地形のところから登山開始。
道はしばらく刈られていないようで、少々ヤブの濃い状況でした。

 
笹ヤブ地帯を抜けて、道が右に折れ曲がるところに小さな祠が祀られていました。
北浜を出てからここまでで、大体15分くらいでした。

 
さらにその先も、出だし程ではないのですが、ヤブっぽさが続きます。
道はあまり踏まれておらず、足元も不安定な感じでした。

 
祠から45分、はっきりしない急な道をたどって、やっと頂上です。
頂上には三角点が設置されていました。

 
頂上から南を見ると、大槌島を小さくしたような小槌島を望むことができました。
大槌島の頂上は本州と四国を隔てており、岡山県と香川県の県境になっているのですが、この小槌島は完全に香川県の島となっています。

 
さらに西を見ると、瀬戸大橋も思いのほか近くに見えていました。

 
さて気持ちの良い無人島のてっぺんで、1時間近くも休憩した後はいよいよ下山です。
急下降だったのですが、手掛かりとなる木が程良い間隔であったので、意外と苦もなく下っていきます。
やがて上陸地点の北浜が、足元間近に見えてきました。

 
北浜に戻って船が迎えに来るまで、30分ほど時間があったので周辺の海岸を散策してみました。
きれいな海水とその向こうに島々があって、いかにも瀬戸内海らしい美しい景色でした。

 
さらに遠くには、なだらかな姿の王子ヶ岳も望むことができました。
たまには一風変わったこんな登山も楽しいと、お客様にも喜んでいただくことができました。

これは北浜から乗った伸光丸が、大槌島を1周してくださったので、その時に写した動画です。
海岸線中心に写しています。
大槌島は干潮時には徒歩で海岸線を1周できるそうなので、機会があれば試してみたいと思いました。

▼参考書籍(Amazonへのリンク)
大槌島のコースガイドが載っています。

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